皆さんは、タピオカの入ったドリンクを飲んだことはありますか?
甘いドリンクの中に小さな丸い粒が入っており、それを一緒にストローで吸い上げると口の中に広がるプチプチした食感が堪らないですよね。
また、「タピオカ」と言う名前も可愛らしく、味だけでなく原産国やその名前の由来なども気になるところです。
今回は、タピオカの名前の由来は?またどこの国の飲み物なのか?について調べてみました。
タピオカとは
タピオカ(Tapioca)と聞いてそれが何であるかを説明できる人は少ないと思います。
そこで私なりに調べてみましたが
タピオカの素はトウダイグサ科のキャッサバの根茎でありイモ類の仲間で原産国は南米、
ブラジル北東部になりサバンナ気候や熱帯雨林気候の地域で栽培されています。
そのキャッサバの根茎のデンプンがタピオカであり、主にお菓子の材料や料理のとろみ付けに使われたり、紙の強度を上げるための薬剤の原料としても使われる事があります。
また、私たちが良く知っているタピオカは、粒状に加工されたものでありミルクティーのトッピングとして使われる事が多く
カフェなどではタピオカ入りミルクティーとして多くの人に愛されています。
しかし、タピオカの素は先ほども言いましたようにイモ類であり、そのデンプンがタピオカである為、高カロリーでもあります。
タピオカ100gあたりのカロリーは351kcalと言われているだけに、ヘルシーに見えても高カロリーである事は確かなので
ダイエット中の方は食べ過ぎに注意する必要があります。
名前の由来は?
タピオカ入りのドリンクは、ストローなどでドリンクとタピオカを一緒に吸い上げると口の中にプチプチした食感が広がり、これが癖になって何度も注文する人も多いですが
人気は食感や丸くて小さい形だけでなく「タピオカ」と言う名前も可愛らしい事で人気があります。
そんな可愛らしい名前の語源には、タピオカのもとであるキャッサバの根茎からとれるデンプンにあり
ブラジルの先住民のトウビ語でデンプンの製造方法を「tipi’o’g」と呼ぶ事から「タピオカ」の名前の由来にもなったと言われています。
また、その意味は飲み物ではなく凝固物と言う意味を持つようです。
どこの国の飲み物なの?
名前の由来がブラジル先住民の言葉でデンプンと言う事から来ている事は分かりましたが、私たちが飲んでいるタピオカ入りドリンクもブラジルの飲み物だったのでしょうかね?
残念ながらその予想は外れ、元々は台湾発祥の飲み物であり、タピオカの粒をミルクティーに浮かべた事が始まりとされています。
また、元々タピオカは白い色をしており、日本では1992年に白いタピオカにココナッツミルクをかけた食べ方がブームを呼び、
その後カラメルを加えた黒いタピオカをミルクティーに入れたタピオカ入りミルクティーが飲まれるようになったとされています。
現在では日本をはじめ、中国や韓国などのアジア諸国でもポピュラーな飲み物になっています。
まとめ
食感が面白いと言ってドリンクと共に飲んでいたタピオカが、キャッサバの根茎のデンプンだったとは、驚いてしまいましたね。
しかもその名前の語源がブラジル先住民の言葉にあり「tipi’o’g」、つまりデンプン製造法が由来になっており、凝固物の意味を持つとされています。
また、飲み物としてデビューしたのは台湾が発祥の地であり、初めは白い色をしていたと言う事にも驚いてしまいましたね。
現在では白色のタピオカにカラメルを加えて黒色にしたものがタピオカ入りミルクティーとしてアジア諸国で広く飲まれており
更に黒色だけでなくカラフルなタピオカも登場しているようです。
カラフルなタピオカを使ったドリンクなども飲んでみたいものですよね。