カフェや学園祭などではタピオカ入りミルクティーが大人気で、多くの人に愛されている飲み物ですが、巷では低カロリーと言う事から特に女性に人気が高いようです。
また、食べても独特の食感がありプニュプニュした感じは癖になってしまいそうですよね。
しかしそんなタピオカは何から作られているかご存知ですか?
今回は、そんなタピオカって何から出来ているのか?また粉はどこで売ってるのか?などについてお話ししたいと思います。
タピオカは何からできている?
ミルクティーなどに入っているタピオカはほんのりと甘味があり、プニュプニュとした食感が独特で癖になると言う人も多く、小さくて丸いタピオカを見れば見る程その原料などが気になります。
タピオカはトウダイグサ科のキャッサバと呼ばれる常緑低木の根茎を原料としており、それから作られるデンプンの事をタピオカと呼んでいます。
それでは、キャッサバって何?と思いますよね。
そこで少し調べてみましたが、中央アメリカ、或いは南アメリカ北部が原産地であり、現在は熱帯各地で栽培される植物で芋の一種になります。
その為、サツマイモよりは少ないですが甘味もあり栄養価も高いため海外では日常的に食べられており、根茎はアメリカインディアンの主食にもなっています。
しかし、このキャッサバには有毒成分が含まれており、キャッサバの中のリナマリンと言う成分は青酸配糖体を生成して毒性を増やす事からタピオカとして食用にする為には毒抜きを行う必要があります。
因みにキャッサバの栄養成分は以下のようなものになります。
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・リン
などです。
粉が売られている?
キャッサバの根茎をデンプンにして更に乾燥させたものがタピオカパールと呼ばれる真っ白な粉であり
お菓子の材料や料理などのとろみ付け、又は様々な色を付けてドリンクに入れたりと用途は様々です。
そんなタピオカの粉は海外の食材コーナーや製菓コーナーで簡単に手に入れる事ができるため、
日本では百貨店や輸入食材を扱うところで購入することはできますし、ネットでも購入することはできます。
タピオカの作り方
タピオカをキャッサバの根茎から作れと言われても、毒性のあるキャッサバは日本では手に入らない為、既にできているブラックタピオカを使ってタピオカを作ると簡単です。
その作り方は至って簡単であり、子供でもできると言われています。
その手順は以下の通りです。
- 乾燥したブラックタピオカを水に漬け、7時間以上~11時間まで水に浸して戻します。
- 軟らかくなったタピオカを壊さないように漬け水を捨てて、鍋に湯で水と砂糖と戻したタピオカを入れ混ぜながら沸騰させます。
- タピオカが浮いてきたらザルにあげて冷水に浸したら完成です。
これだけで美味しいタピオカ入りのドリンクができるのですから試さずにはいられませんよね。
その為、多くの学園祭でも作られているようです。
まとめ
タピオカの原料でもあるキャッサバに猛毒と言われる青酸配糖体の成分でもあるリナマリンが含まれると言う事には驚いてしまいましたね。
これがアメリカインディアン達の主食になっているとは考えただけでも恐ろしいですが
青酸配糖体は水溶性であるため毒性は何度も水を換えて水に流す事で毒出しが可能だと言われています。
日本では危険性がある為、生のままでは輸入が禁じられていますが
毒出しをして加工されたものが百貨店や輸入食材を扱うお店で売られている為、美味しいタピオカドリンクが簡単に作れるようです。
この機会にお子様と作ってみるのも楽しいかもしれませんね。