こんにちは、しんじゅです!
今日紹介する映画は
「今夜、ロマンス劇場で」
です!
公開年 2018年2月10日
キャスト 綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝その他
あらすじ
映画監督を目指す健司(坂口健太郎)は、古い映画の物語に登場する美雪に恋をしていました。
しかし恋の相手はスクリーンの中。美雪への恋心はありながらも現実はとても厳しいです。
しかしある日、健司のもとにモノクロの美雪が飛び出してきます。
お互いは惹かれ合い、健司も恋い焦がれていた人物が目の前に現れるという現実。
しかし彼女には秘密があるのです。
1つ目は、映画の中から出てきた
2つ目は、触れたら消えてしまう
ということです。
登場人物
健司
映画監督を目指す青年。映画上での美雪に恋い焦がれます。
演じるのは今大人気の俳優、坂口健太郎!
美雪
スクリーン上から飛び出してきたお姫様。健司と恋に落ちます。
演じる綾瀬はるかは、同作品に出演するも共演シーンはなく今回坂口健太郎と初共演です。
成瀬塔子
映画会社の社長令嬢。
健司に好意を抱いています。演じるのはモデルの本田翼。
俊藤龍之介
白のスーツに白のハットなハンサムポジションの人気俳優。
監督がテルマエ・ロマエの監督ということもあり、再出演です。
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そもそも「ローマの休日」とは?
「ローマの休日」とは1953年に公開されたモノクロ映画のことです。
ヨーロッパの古くからの王族であるアン王女が新聞記者であるジョーと恋に落ちるという物語です。
映画内でイタリアにある「真実の口」で手を入れるシーンはとても有名ですね。
また、この映画に出ている女優オードリー・ヘプバーンは誰もが一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか?
世界観と結末について
出典:youtube
映画の世界観は「ローマの休日」にそっくりです。
服装こそ日本の昭和らしさを感じさせるカラフルな衣装やロングスカートですが、ローマの休日っぽさを印象付けるために、美雪は最初モノクロで登場します。
この時の美雪は確実に王女アンのオマージュです(ローマの休日の王女)。
そしてカラーになってからも髪型、服装、世界観は「ローマの休日」を意識しています。
綾瀬はるかの身なりしかり、設定しかり、あとアイスもちゃんと食べています。笑
監督である武内英樹は一昔前の洋画の良さを感じさせたかったのではないでしょうか。
そして「ローマの休日」を見た方はご存知の通り、結末はハッピーエンドではないのです。王族と新聞社という身分差を感じ、別れてしまいます。
もしこの映画がそこまでオマージュしていたら、、、
と考えると結末は想像できますが、まだ劇場で確かめないと分からないですね。
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映画を見ての感想(ネタバレなし)
まさかの号泣してしまいました。笑
たぶんこの映画を見に行った皆さんはこう思ったはずです。
「ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかよくわからないけどめっちゃ泣ける」
劇場は8割がた女子グループだったのですが、この映画を見に行く相手は
恋人がおすすめです。
恋人がどれだけ大事なのかを思い知らされます。
いろいろネタバレを書きたいのはやまやまですが、とりあえず騙されたと思って一度見に行ってください。
多分劇場で泣きますよ。笑
ここからはネタバレです!
ネタバレ&考察
予想外の結末
私の見に行った劇場ではあちこちから女子のすすり泣く声が聞こえてきました。
それもそのはず。
賢二と美雪は結ばれるからです。
正直めちゃくちゃ驚きました。だってこの手の映画は最終的に離れ離れだけど良い思い出になったよね♪チャンチャン
というテンプレートなシナリオなはずなのにそれを大きく覆されましたよね。
そして美雪の
「人のぬくもりに触れると消える」
という設定がさらに2人の絆を強く見せるのです。
賢二は最後の最後まで美雪に触れることはありませんでした。死ぬまで。
しかし賢二が死ぬ直前になって美雪の方から
「触れたい。」
と涙ながらに賢二の手に触れるのです。
好きな人に一生触れられないのが現実的に可能かは置いといて、これ女の子が見に行ったら泣いちゃいますよ。笑
女子にとっては恋人が50年近く一途を貫いてくれるほどうれしいことはないですよね。
冒頭5分にすでに伏線?
冒頭5分は正体不明のおじいさんと看護師さんが話しているところから始まりますよね。
そしてその看護師さんが
「あのおじいさんの孫は絶対遺産目当て!なぜなら車いすから落ちて転んだおじいさんを助けないから」
と言っていましたよね?
私はこの会話を聞いて
この会話ストーリーに必要なくない?
と思ったのですが、まさか冒頭5分で伏線があるとは考えていませんでした。
美雪は人に触れることができないから助けたくても助けられなかったのです。
お孫さんと言われるのも美雪は映画から飛び出してきたので年をとらないからです。
最後に
笑って泣けるとはこのような映画のことです!
もちろんストーリーだけではなく、世界観もめちゃくちゃこだわっています。
監督の映画の好みがもろに反映されていて、なおかつ「映画とはなんなのか」まで考えさせられるような内容にもなっているのです。一応タイトルがロマンス劇場ですからね。笑
この映画を見に行くか迷っている人はぜひ見に行ってください!
ハンカチ、タオルは忘れずに!笑
雰囲気が似ている映画はこれ!↓