映画

22年目の告白の最後の刺すシーンは誰?意味や拓巳(野村周平)説について!

こんにちは、しんじゅです!

今日紹介するのは

22年目の告白

についてです!

筆者も22年目の告白を見たのですが、ラストがものすごくモヤモヤしました。笑

なので今回はエンドロールのシーンの意味や拓巳説についてまとめていきたいと思います!

 




 

本編について


番組の報道中に仙道は、犯人しか知らないはずの里香の婚約の話をしてしまい、拓巳は仙道が犯人だと確証を得ます。

そして拓巳が仙道の別荘まで行き、仙道を殺そうとします。

しかし仙道は殺人を作品だと考えていて、絞殺によって自分が拓巳に殺されることによって完璧な作品を作ることを望んでいたのです。

拓巳が仙道を殺しかけていたところに牧村が止めに入ります。

牧村は里香殺害事件の時効だけはまだ過ぎてないことに気づいたのです。

牧村は拓巳を説得し、仙道を生きたまま警察に渡すことにします。

そして空港のシーン。

里香の命日には戻る

と言い、彼は海外に旅立ちます。

 

最後の結末

 

仙道が収監されるシーン。

仙道が廊下を警察官とともに歩いていると、清掃員に変装していた戸田がナイフを持って仙道に襲いかかるのです。

ここで映画は終了。

皆さん、最後まで見てどのような考えを持ちましたか?

Twitterでは


などなど、

・戸田丈本人説

・戸田に変装した拓巳説

の2つが浮上しています。

今回はこの2つの説についてまとめていきたいと思います!

 




 

戸田丈本人説

 

最後に襲いかかったのは戸田本人説です。

戸田は第3の殺人事件、「銀座ホステス殺害事件」で殺害された橘組組長の愛人の息子です。戸田は母親が殺されたことを知っていました。だから曽根崎がイベントを開催した時に殺しにかかったのです。

そして話の最後で清掃員のフリをして仙道を殺そうとした犯人の顔は戸田です。

私としては戸田本人説が一番濃厚なのではないかと思います。

なぜかというと、この映画を作った脚本家は

「復讐の手を踏みとどまれる人もいるけど、踏みとどまれない人もいる」

ということを伝えたかったのではないかと思いのです。ここでは

復讐を踏みとどまった=拓巳

復讐を踏みとどまれなかった=戸田

と捉えることができます。

拓巳は仙道を本気で殺そうとしていましたが、「里香殺害事件」の罪だけは時効が過ぎていなかったので仙道に償わせることができると知ったからこそ復讐の手を止めます。

しかし戸田の場合は「銀座ホステス殺害事件」です。時効は過ぎているので仙道は罪を償いません。

となると戸田は仙道を本気で恨み、殺そうとしたのも不思議ではありません。

私はこの最後を見たとき正直ゾッとしました。

どんなに「復讐はだめだ」「復讐をしても何の意味もない」「復讐は何も生まれない」など綺麗事を言われても、被害者家族からしたらそんなことはどうでもいいんです。

殺人を犯した犯人は被害者同様殺されるべきと考える人も一定数いるのです。

そしてこの一定数が今回は戸田だっただけなのです。

この映画では被害者はものすごく無残な殺され方をしていて、さらに被害者家族は犯行を目の前で目撃しているので、戸田だけではなく他の被害者家族もこの一定数に入るかと思います

現に岸美晴(夏帆)も曽根崎を犯人だと勘違いし、殺そうとしますよね。

この最後のシーンの意味は

加害者の無念さや恨み、悲しみは想像をはるかに超えている

ということを印象付けたかったのではないかなと考えられます。

 

拓巳説について

 

そして一方で浮上しているのが仙道に襲いかかったのは拓巳説です。こちらは少数ですが考えている人もいるでしょう。

しかしこれについては矛盾が生じます。

まず第一に、拓巳は戸田に整形する理由がないです。

このままもし拓巳の顔で殺していたら、仙道は拓巳に殺されたかったので仙道の思うツボだから整形したというところまでは分かります。

しかし戸田丈に整形する必要は全くありません。

むしろ戸田丈は被害者家族なので拓巳は擁護するはずですし、罪をなすりつけることなんてしないと思います。

第二に、拓巳は一度復讐を踏みとどまります。その理由が”仙道に罪を償わせることができるから”です。

なのにせっかくの機会を台無しにして仙道を殺しにかかるのは少し不可解な気がしますね。

しかしこの意見が少数ながらあるのは変わります。

拓巳の最後の

里香の命日には戻る

という言葉がかなり気になります。

今までの矛盾からラストシーンが拓巳ということは限りなくゼロに違いですが、もしあの日が里香の命日だったら?と考えるとありえなくもないのか・・・?と考えてしまいますよね。

しかし本編中では命日を表すような描写は一切ないので、私としては前説を推していきたいと思います。

 

最後に

 

以上22年目の告白についてまとめました!

この映画を見た後、気持ちが暗くなり過ぎてしんどかった・・・

現実でもありそうなことだからこそ、ここまで視聴者の気持ちを揺さぶってくるんでしょう。

かなり重い話ですが、考えさせられる映画なのでもう一度見ようかなと思います。

 




 

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