毎年暑い時期になると、台所付近をプンプンと飛ぶコバエが気になります。
特にゴミに集まる事から不衛生な害虫と言うイメージもあり、台所を扱う主婦にとっては厄介な虫ですよね。
また、大量発生することもありますが、そんな時はどこから生まれてくるのだろうと疑問に思ったことはございませんか?
今回は、コバエはどこから生まれてくるの?また、口に入った時の対処法!についての記事になります。
コバエとは
コバエとは、名前のイメージからハエの仲間である事は想像ができますが、ハエよりも小さく小型の種が多い為、種類によっては蚊の仲間とも言われているものも存在します。
その為、コバエと呼ばれる種類は世界中で2500種類存在し、日本国内でも250種類が確認されており、更に種類ごとでも違いがあります。
また、コバエと言う名前の昆虫はおらず、発生する場所によって種類があり日本では主にショウジョウバエ、ノミバエ、フンコバエの事をまとめてコバエと呼んでいる事もあります。
その多くは腐敗した発酵臭を好み、生ゴミや空き缶、空き瓶、更に配水管のヘドロや糞などに寄ってくる為、不快害虫として嫌われる事が多いです。
どこで生まれてどこからやってくるの?
コバエと呼ばれるショウジョウバエなどは、本来屋外で活動しているハエなので家の中で見られる事は少ないですが、窓や玄関などから生ごみの臭いにつられて侵入してくることがあります。
また、コバエの大きさは1cmにも満たないものが多い為、網戸の網目を簡単にすり抜けて入ってくることもあり
気が付くと台所の三角コーナーの周りを飛んでいたと言う事にもなります。
その為、食品工場や飲食店などでは深刻な被害を被る事もあるようです。
そして、それらはゴミなどに卵を産み付け、孵化した幼虫がそのまま成虫になるためゴミや腐敗物の周りに大量発生すると言う事になります。
また、コバエの中には腐葉土を好む種類もおり、観葉植物の土の中から発生することもある為、注意が必要です。
口に入った時の対処法
コバエは小さくて蚊にも似ているため見落とす事は多く、食べ物や飲み物に入っても気づかない事があります。
その為、口の中に違和感を覚えて初めて気付くと言うことになりますが、分かってしまうと気持ちの悪いものですよね。
何と言っても、コバエの発生源はゴミですし、腐敗物や中には糞に集まるものもいる為、不衛生害虫の何物でもありません。
しかし、ほとんどは胃酸によって菌もコバエ自体も死滅する為、特に心配する必要もないです。
しかしノミバエなどは人間の食べ物に卵を産み付ける事があり、体内に入ると「ハエ症」に感染して下痢や腹痛を引き起こす事もあるようです。
このような症状が現れた場合は早めに病院を受診することが大切です。
また、口の中に入って吐き出したとしても気持ちが悪い為、口中洗浄剤のようなものでしっかり嗽をしておくと気分もリセットできるかもしれませんね。
しかし、問題は口に入ったと言う事ではなく、発生しやすい環境にしている事が問題なので、日常的に清潔を心がけ、台所のゴミなどは蓋付きの入れ物に入れ臭いが漏れない工夫をしましょう。
また、観葉植物は土を入れ替えるなどして幼虫の発生をなくすことも大切ですね。
まとめ
蚊のような小さなコバエは暖かい季節に大量発生することもあり、しかもその発生源は生ごみや腐敗物、或いは観葉植物の鉢の中などになります。
また、その腐敗物などの臭いにつられて屋内に侵入し台所の汚い場所やゴミなどに卵を産み付けるため、何処からともなく湧いてくると言う事にもなります。
そんな不衛生な場所から生まれたコバエが口の中に入った時はそれこそパニックを起こしてしまいそうですが、今までコバエを食べて病気になったと言う事例はなく、入ったとしてもほとんど胃酸によって死滅する為、心配のないものです。
それよりも、このような事が起こらない為に、コバエが発生する環境を作らないようにしたいものですね。